19/03/02 15:03:55.34 CAP_USER.net
米朝首脳会談の実務を担当している北韓の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、非核化に対するアメリカの相応の措置がなければ、「新たな道」を模索せざるを得ないという考えを明らかにし、アメリカをけん制しました。
崔善姫外務次官は、ベトナムの首都ハノイの宿泊先で現地時間の1日、韓国の記者団と異例の会見を行い、アメリカと対話を続ける考えがあるかという質問に対して「われわれが要求したものが受け入れられればよいが、今回のような会談であれば、続ける必要はなさそうだ」と発言しました。
また金正恩国務委員長がことしの新年の辞で明らかにした「新たな道」に言及し、「新年の辞のときから、相応の措置がなければ、新たな道を模索せざるを得ないという立場を表明してきたが、今回、アメリカ側の反応を見ていろんなことを考えている。個人的な感想だが、会談後、金委員長の考えが変わりつつあるという印象を受けた」とも述べました。
金正恩委員長はことし元日の新年の辞で、非核化の意思を強調する一方、「アメリカが経済制裁による圧力を続ける場合は、新たな道を模索する」とも警告しています。
米朝首脳会談について北韓メディアは、両首脳が再会を約束したと肯定的に報じていますが、その一方、崔善姫外務次官のこうした発言は、硬軟織り交ぜながら、アメリカに制裁解除に応じるよう圧力をかける狙いがあるものと受け止められています。
一方、アメリカ側が、北韓の非核化の措置として寧辺(ヨンビョン)核施設の一部閉鎖を提案したと主張していることについて、崔善姫外務次官は、「寧辺核施設の全面閉鎖を提案したことは間違いない」と改めて反論し、寧辺の核施設の閉鎖範囲をめぐって米朝両国の意見の食い違いが浮き彫りとなっています。
2019-03-02 14:59:48 /
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