19/02/03 20:45:20.40 CAP_USER.net
「これほど『トラの毛』が多いことは今までなかった」
韓国の矯正収容当局では今、収容中の「トラの毛」が過去最多ではないかという話がささやかれている。「トラの毛」とは地位が高い、あるいは金を持っている大物の囚人を指す隠語だ。逆に、金もコネもない囚人は「イヌの毛」という。
「トラの毛だらけ」という話はうそではない。現政権発足前後の検察の「積弊」捜査により摘発された元大統領と前大統領をはじめ、前大法院長官(最高裁判長)も拘置所の世話になっている。元大統領秘書室長・元経済副首相もいる。与党の次期大統領候補と言われていた前知事・現知事も前回大統領選挙時の世論操作や秘書に対する性的暴行で先日そろって実刑判決を言い渡され、独房に入っている。彼らが入っている拘置所にも旧正月連休(2-6日)がやって来た。
朴槿恵(パク・クネ)前大統領、梁承泰(ヤン・スンテ)前大法院長、崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)元経済副首相、金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事には旧正月の元日朝にトックッ(韓国雑煮)が振る舞われる。彼らが収容されているソウル拘置所の朝食はトックッやキムチなどだ。その後、蒸しギョーザ6個と牛乳(200ミリリットル)が旧正月の特別メニューとして提供される。
李明博(イ・ミョンバク)元大統領と金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長はイカとダイコンのスープと豆腐のいため煮で旧正月元日の朝食をとる。2人がいるソウル東部拘置所は昼食時にトックッを出す。特別メニューには水に溶いて食べる穀物粉(40グラム)が出される。安熙正(アン・ヒジョン)前忠清南道知事と安鍾範(アン・ジョンボム)元大統領府経済担当首席秘書官はソウル南部拘置所で旧正月の昼食にトックッを食べた後、韓菓(韓国の伝統菓子)1袋(6個入り)を特別メニューとして受け取る。
彼らがいる拘置所は旧正月連休期間中、普段の休日通りのスケジュールで動く。必要な作業だけして、残った時間は房で自由に過ごす。1時間程度の運動時間も与えられる。法務部(省に相当)関係者は「(トラの毛)収容者のうち何人かは1時間の運動時間を積極的に利用している」と話す。
一方、面会は平日よりも減る。法務部は、今回の旧正月連休期間中の面会日を連休初日である2日だけに制限した。「トラの毛」たちにとって「寂しい旧正月」になる。面会時間は10-15分間だ。
一部収容者は2日に家族らと面会したとのことだ。この日は朴槿恵前大統領の満67歳の誕生日でもあり、昨年に続き2回目の「獄中誕生日」を迎えた。同日午後、朴前大統領が入っているソウル拘置所前では「朴槿恵釈放運動本部」など保守系団体のメンバーらが参加する中、「誕生日祝い集会」が行われた。
パク・ヘス記者
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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/02/03 09:51