19/01/22 17:55:53.22 CAP_USER.net
スケート界関係者が結成した「若き氷上人連帯」と孫恵園(ソン・ヘウォン)国会議員は21日、ソウル市内で記者会見を開き、スケート界での性的暴力をさらに暴露。韓国体育大のチョン・ミョンギュ教授(元大韓氷上競技聯盟副会長)が事件を隠ぺいしていると指摘した。これに対し、チョン教授は緊急記者会見で反論した。
今回暴露されたのは、韓国体育大でスピードスケートの選手だったAさんが、同大のスケート場で練習中、助教から姿勢の修正を口実に強制的に抱かれたり、キスをされたりしたという内容。孫議員は「確認された性的暴力事件6件のうちの1件だ」と説明した。孫議員は「プライベートでも会おうという提案をAさんが拒否すると、暴言を浴びせ、国家代表の選抜過程でも不利益を与えた。Aさんはそのショックでスケート靴を脱いだ」と指摘した。
孫議員はまた、Aさんがチョン教授とやりとりした文字メッセージを公表し、チョン教授が周囲の人物による性的暴力の事実を十分に把握しながら、措置を取らなかった証拠だと主張した。孫議員によれば、被害者のAさんはチョン教授のメッセージで性的暴力によるストレスを訴えたが、チョン教授は「君が早く抜け出せることを願っている。それが先だ」と答えただけだったという。
若き氷上人連帯から相談を受けたパク・チフン弁護士は「スケート界の性的暴力事件隠ぺいの背景にチョン教授がいる。性的暴力を加えた指導者がまだ処罰を受けずに調子に乗っており、被害者は二次被害を恐れている」と主張した。若き氷上人連帯は声明で、政府がスポーツ界の性的暴力について全数調査を行うこと、韓国体育大に対する徹底した監査、大韓体育会の李起興(イ・ギフン)会長をはじめとする首脳部の総退陣を求めた。
一方、チョン教授は同日午後、ソウル市内で記者会見を開き、疑惑を全面的に否定した。チョン教授は「(ショートトラックの)沈錫希(シム・ソクヒ)選手に対する性的暴力の疑いで捜査を受けているチョ・ジェボム(元)コーチをはじめとする指導者の常習的な(性的)暴力について個別には知らなかった」とした上で、「事件を隠ぺいしたり、普段コーチに現金を渡して管理したりした事実はない」と主張した。チョン教授は平昌五輪に先立ち、沈選手がチョン元コーチに殴られた事件の公表を阻んだかどうかとの質問について、「当時は平昌五輪に集中すべき時期だったので、後日でもよいのではないかと話したのであって、沈選手がその意図を理解して後日公表したと理解している」と述べた。チョン教授はまた、平昌五輪期間中、大韓体育会の李起興会長、沈選手と会った席で、李会長がチョ元コーチの復帰に言及したのかとの問いには、「正確には覚えていない」とした上で、「チョ(元)コーチに有利な発言をし、沈選手に『会長が誤った報告を受けたようだ。気にせずに協議に集中するように』と言ったことはある」と答えた。大韓体育会は当初、この問題について、李会長、沈選手、チョン教授が同席した事実すらないと主張していたが、チョン教授の発言を受け、会ったことは会ったが、そんな発言はしていないと説明を変えた。
チョン教授は会見で、「弟子であるチョ元コーチの育成を誤り、ぬぐい去れない苦痛を与えてしまい、沈選手に謝罪したい。管理する立場にありながら、事態を防ぐこともできず、スケート界に長年の問題が存在すると指摘されたことに責任を感じる」と述べた。
一方、大韓体育会は同日、「スポーツ界でのいじめ行為・(性的)暴力根絶実行対策」を履行するため、林繁蔵(イム・ボンジャン)ソウル大名誉教授を委員長とする革新委員会を設置した。革新委は大韓氷上競技聯盟の暴力、性的暴力など問題行為を含め、派閥、八百長、会計不正などあらゆる事案について徹底した調査に着手した。体育会は調査結果に基づき、大韓氷上競技聯盟を加盟団体から除名することも視野に入れていると説明した。
ユン・ドンビン記者
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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/01/22 09:46
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