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【ソウル時事】大韓航空を中核とする韓国の財閥、韓進グループの趙亮鎬会長の長女、趙顕娥・前大韓航空副社長(44)らが海外で購入した名品などを密輸入する行為を260回にわたって繰り返していたとして、税関当局は27日、関税法違反容疑で検察に告発したと発表した。
大韓航空会長を在宅起訴=「ナッツ姫」父、背任・横領罪-韓国検察
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趙前副社長は在職時の2014年12月、大韓航空機内でナッツの出し方に激高、飛行機を引き返させる事件を起こし、「ナッツ姫」と呼ばれた。告発されたのは、前副社長のほか、妹の趙顕※(※日ヘンに文)・前大韓航空専務、母親の李明姫氏ら。
税関によれば、大韓航空の海外支店に家具や衣類、かばんなどの購入を指示し、支店に配送させ、航空機で輸送。同社の物品であるかのように偽装して国内に持ち込む手口で、職員や航空機を総動員し、「私物化していた」とされる。
密輸入は09年4月から今年5月まで計260件、1061点で、総額1億5000万ウォン(約1500万円)相当。これとは別に虚偽申告は、13年1月から17年3月まで計30件、132点で、総額5億7000万ウォン(約5700万円)相当に上るという。(2018/12/27-14:45)
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「ナッツ姫」と呼ばれる趙顕娥・前大韓航空副社長=2015年5月、ソウル(AFP時事)