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ノーベル平和賞候補?賭け屋の本命は文在寅・金正恩
10/2(火) 7:21配信
ハンギョレ新聞
文在寅大統領が先月20日、三池淵招待所を訪問し、金正恩国務委員長と散歩をしながら会話している=平壌写真共同取材団
賭け屋予想で「文大統領・金委員長」の共同受賞が一番人気 トランプ・金正恩、トランプ大統領の単独受賞、UNHCRなども取り上げられる 今年2月に候補申請が締め切られ両首脳が候補に含まれなかった可能性も
韓国からもう一度ノーベル平和賞受賞者が出る可能性はあるだろうか。
今月5日(現地時間)午前のノーベル平和賞受賞者の発表を控え、賭け屋の耳目が朝鮮半島に集中している。ノーベル賞受賞者を占う各種の国外賭け屋サイトで、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の共同受賞が最も有力視されているからだ。4・27南北首脳会談を皮切りに3度にわたる首脳会談を通じて、北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和を成功させるよう導いたという評価のおかげだ。
1日、英国の賭け屋「ナイサーオッズ(NicerOdds)」が総合したオッズによると、文大統領と金国務委員長のオッズは最低1.53で、最高2.20(EU基準)で最も低い。これは100ユーロを文大統領と金委員長の共同受賞に賭けた場合、配当金が最高220ユーロになるという意味だ。オッズが低いほど授賞の可能性が高くなる。金委員長とドナルド・トランプ米大統領共同受賞に対するオッズは6.00で次点で、トランプ大統領の単独受賞のオッズは最低4.50~最高7.50で、その後を続いた。
毎年ノーベル賞の受賞者を予想してきた英国のブックメーカー「ラドブロークス(Ladbrokes)」でも、文大統領と金委員長の共同受賞が一番人気だった。6・12朝米首脳会談が終わった直後「ラドブロークス」が公開したオッズによると、文大統領と金委員長には100ドルをかけてもほぼ元金しか戻ってこない。それだけ確率が高いということだ。ドナルド・トランプ大統領の共同受賞に対するオッズは4対6で、100ドルをかけた場合、166ドルを返してもらうことができる。トランプ大統領の単独受賞(オッズ10対1)と国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)(オッズ10対1)の授賞可能性が共同3位でその後を続いた。
相次ぐ南北・朝米首脳会談を経て、文在寅大統領とトランプ大統領は実際にノーベル平和賞の候補として各界で取り上げられてきた。ビル・クリントン政権で労働部長官を務めたロバート・ライシュ米国UCバークレー政策大学院教授は、今年5月、国際会議に出席するために韓国に滞在していた際、「朝鮮半島に恒久的な平和が定着すれば、ノーベル平和賞をもらう資格がある人はトランプではない。文在寅大統領」だとしたうえで、「文大統領のように才能があって、知的で、謙遜で、進歩的な人はほとんど見たことがない」とフェイスブックに書き込んだ。
激論が巻き起こっているものの、トランプ大統領のノーベル平和賞受賞に対する世論も国内外で高まっている。文大統領は初の南北首脳会談直後の4月30日に開かれた首席・補佐官会議の途中、故金大中(キム・デジュン)元大統領の夫人イ・ヒホ氏が「大きな仕事をやり遂げた。ノーベル平和賞を受賞するように」という祝電を送ってきたという報告を聞いて「“ノーベル”賞はドナルド・トランプ米大統領が受賞すべきであり、私たちは“平和”だけを持ってくれば良い」と述べた。
南北首脳会談直後の4月28日、米ミシガン州で開かれた集会では、トランプ大統領が演説の途中、朝鮮半島の非核化と南北首脳会談に対する話を切り出すと、客席から「ノーベル、ノーベル」を連呼した。当時、トランプ大統領は親指を立てて、笑顔を浮かべた。トランプ大統領は、ノーベル賞に対する世論を意識したかのように5月1日「平和こそが賞だ(PEACE is the PRIZE)」という短い文章と共に、同じ文章が書かれた自分の写真をフェイスブックに載せた。
当時、ニューヨークタイムズ紙はこのような世論について、「共和党議員たちが世の中で最も好戦的な人、ドナルド・トランプをノーベル平和賞の受賞者に推している」と批判しており、ニューズウィークは「他国の首脳を公開的に嘲弄し、何度も空爆(シリア)を試み、何度も戦争を脅しのカードとして突きつけたトランプにノーベル平和賞を与えるかをめぐり、激しい論争が繰り広げられるかもしれない」と指摘した。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)