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▲ラオス南東部アタプー県でダムが決壊し、冠水した平地。ABCラオスが公開した空撮映像から(2018年7月24日入手)。(c)AFP PHOTO / ABC Laos
【7月25日 AFP】ラオスで建設中の水力発電用ダムが決壊し、数百人が行方不明になっている災害で、建設に参加している韓国のSKエンジニアリング・アンド・コンストラクション(SK Engineering & Construction)は25日、決壊の24時間前の22日夜に破損が見つかっていたことを明らかにした。その後、近隣住民らの避難や水の放出などを急いだが、豪雨などで対応が難航するなかで決壊が起きたもようだ。
ダムの決壊によって大量に水が放出されたのは23日夜。川下の住宅がのみ込まれ、多数の住民が死亡した恐れが出ている。
SKエンジニアリングによると、現地時間22日午後9時(日本時間同11時)に、副ダムの一つが破損しているのを発見。ダムの上部は押し流されていたという。同社は直後に当局に通報し、周辺の村から住民の避難を始めた。
しかし、修復作業は豪雨やそれによる道路の損壊に阻まれた。23日午前には副ダムへの水の圧力を軽減するため、2つの主ダムの一つから水を放出した。
ラオス政府は同日正午ごろ、ダムがさらに損壊するとの知らせを受け、川下の住民に正式な避難命令を出した。