18/07/05 11:32:51.54 CAP_USER.net
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日本のサッカー代表チームがロシアワールドカップ16強トーナメントで、ベルギーに2-3で逆転負けして脱落した。予選最後の試合ではボールを回し続けて叱咤を受けたが、16強戦が終わると敗北にもかかわらずロッカールームをきれいに片付けて去ったとか、応援団が泣きながら彼らが座っていた観覧席を掃除していたというなど、日本賛辞が後に続いている。
西洋人が日本に友好的な理由は何だろうか?極めて纎細でありながら、一方では断固たる国民性とその文化を神秘的と感じるからだろう。その背景にはプッチーニのオペラ、『マダム・バタフライ』も一役買っている。よく『ナビブイン(蝶夫人)』と翻訳されるが、アメリカ人の妻に認められたい日本人女性の念願が込められた内容のため、その雰囲気を活かすには敢えて英単語で表記した『バタフライ』を残した方が良い。
『マダム・バタフライ』は1904年の初演の際は、特に注目を集める事はなかった。ところが翌年5月、日本海軍がウラジオストクに移動中だった当時世界最強のロシア・バルチック艦隊をテマド(対馬)近隣で急襲して壊滅させ、露日戦争の勝機を掴む。19世紀にヨーロッパで日本美術が賛嘆の対象になった事はあるが、これで日本は軍事力も強い東方の驚異的な国として刻印されたのである。こうして名誉のために自ら短刀を抜いた華奢なオペラのヒロイン、チョチョサン(蝶々さん)を畏敬の目で見るようにたったため、この時から『マダム・バタフライ』も成功し続ける事となる。ルース・ベネディクトの名著、『菊と刀』よりも40年前に、すでに日本の特徴を見抜いたオペラになったのである。
トンヘ(東海)表記とトクド(独島)領有権問題、慰安婦問題で事あるごとに日本と対立している我々としては、なぜ世界の世論が当前と見られる我々の言い分を聞き入れないのか、もどかしいばかりだ。しかし彼らはチュパプ(寿司)、チョントングク(伝統劇)、フィファ(絵画)とパンファ(版画)、イルボンシク・チョンウォン(日本式庭園)、そして少なくとも表では謙遜で優しい日本人の性分などに好感を寄せるのである。一方、我々が世界に見せた『韓国的な事』とは果たして何だったのか、振り返らざるを得ない。
ユ・ヒョンジョン(音楽・舞踊のコラムニスト、MusikBaum代表)
ソース:建設経済新聞(韓国語)
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