18/05/23 09:41:07.85 CAP_USER.net
柳美里さん(49)は日本生まれの日本育ちだが、韓国籍の「在日」だ。
「38度線の存在しない朝鮮半島をずっと思い描いてきた」
動きだした半島情勢が気になる。
4月27日の歴史的南北首脳会談の翌日。柳さんが開いた南相馬市小高区の書店「フルハウス」裏。
倉庫を改装した「劇場」で恒例のトークイベントがあった。
「聞いていいのか。柳さん、きのうをどう見たの」。トーク相手の芥川賞作家中村文則さん(40)が突っ込む。
「テレビに見入った。だけどコメンテーターのあまりにレベルの低い発言にスイッチを消した」
代わって韓国で出会った、元は北の軍人で南に強制連行された小説家李(イ)浩(ホ)哲(チョル)さんの言葉を引いた。
「南北の人が同じテーブルに着き一緒に食事をする。その回数が増えたら統一したと考えるべきでは」
南北首脳が食事を共にしたのを評価し、続けた。
「北にだってたくさんの人がいる。日本文学研究者も。反日教育で全員が日本人を敵視しているかというとそうでもない。その顔が伝わらないのが不幸だ」
柳さんは南相馬市の臨時災害放送局「南相馬ひばりエフエム」(今春閉局)の番組を担当。耳を傾けた東京電力福島第1原発事故などの被災者は延べ
600人近い。小高区の避難指示解除(2016年7月)に向けた住民説明会にも足を運んだ。
気付いたのは被災地を分断する悲劇だ。
「原発事故に