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平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)職員宿舎で食中毒が回って疾病管理本部が疫学調査に入った中で、職員がこれまで不潔な衛生状態を指摘してきたにもかかわらず特別な措置がなかったというJTBCの報道が5日、出た。
取材陣のカメラには飯粒のついたシンク台、汚いスプーン、使用禁止の立て札がついた飲料水台が捉えられた。この宿舎に留まっていた競技場セキュリティー職員が4日夜から腹痛を訴えるなど、集団食中毒症状を見せたことを受け、5日疾病管理本部は職員を対象に疫学調査を進めた。
あるセキュリティー職員は「嘔吐がひどすぎて一日にも朝に3~4回ずつ吐いて昨日も耐えてみたがやっと(病院に)行った」と話した。該当宿舎で留まっていた職員がノロウイルス感染とされる症状を見せている中で、一部は確診判定を受けたことが分かった。
集団食中毒事態は予想されたことという証言も出た。その間職員が「水から腐った臭いがする」と数回にわたって訴えたが、いかなる措置も取らなかったということだ。
組織委はこの宿舎に留まっている職員業務を中断させ、症状を訴える職員を隔離措置した。だが、代替人材が適時に到着できず競技場で徹夜をした職員が今朝6時間以上追加勤務をしなければならないなど、混乱が続いたと伝えられた。
五輪セキュリティー担当職員のチョン・ソダムさんは「ほとんど18時間程度勤務した状態」として「食べたのは主催側が提供した弁当だけ」と話した。
2018年02月06日11時01分 [中央日報/中央日報日本語版]
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