17/11/29 13:10:44.04 CAP_USER.net
日本は「明治産業革命遺産」の残酷な歴史を知らせよとのユネスコの勧告をついに履行しなかった。「明治産業革命遺産」は日本の遺産である前に帝国主義の産物だ。
ユネスコ韓国委員会は「明治産業革命遺産」に対するユネスコ勧告事項を日本がきちんと履行しているか確認するため、先月、日本を訪れた。「まさか」と思う心はすぐ失望に変わった。きらびやかな歴史で包装した「明治産業革命遺産」が観光客を待っていたのだ。
2年前の2015年、ユネスコは「明治産業革命遺産」を世界文化遺産に登録しながら韓国を含む周辺国の感情を反映して帝国主義の否定的側面を共に知らせるように日本に勧告した。これに伴い、日本は来る12月1日までに履行結果をユネスコに報告しなければならない。しかし、これまで日本がした努力とは軍艦島案内センターを軍艦島から1200キロ離れた東京に設置しただけだ。案内センターには徴用実態に関する詳しい記録も抜けている。それこそ恩着せがましい「見せ掛け」である。
日本がこのような厚かましさの最大の理由は経済力にある。ユネスコに最も多い分担金(全体の10%)を出す日本はこれを口実にユネスコを思うままにしている。先月、韓国と中国、台湾など9カ国が共同申請した「日本軍慰安婦記録物」が世界記録遺産登録に失敗した背景にも分担金問題がある。「日本軍慰安婦記録物」登録推進当時、日本はユネスコ脱退に言及して圧迫を加え登録が阻止されてから分担金支給を決めた。
お金で動くユネスコも非難されて当然だが、さらに大きな問題は誤りを反省しようとしない日本の態度だ。同じ帝国主義の歴史を持つドイツは「アウシュビッツ戦犯裁判記録」を世界記録遺産に登録推進するなど過去の過ちを正そうとする努力を終わりなくしてきている。
歴史を忘れた民族に未来はない。結局、真実を明らかにしようとする人がいる限り、蛮行はお金で隠すことができないことを日本は知らなければならないだろう。
チェ・サンウ記者
ソース:イーデイリー(韓国語) [記者手帳]横着一日、ユネスコ勧告2年目無視
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