17/08/31 09:59:58.90 CAP_USER.net
「ジュジュパパワールド」。来日18年目の韓国人、李鍾●(=王へんに文)=イ・ジョンミン=さん(40)が今夏、設立した旅行会社だ。自身が代表を務め、ただ一人の社員で妻の李恵珍(イ・ヘジン)さん(32)と立ち上げた。
韓国からの旅行者を関西各地の観光名所に案内するのが主な業務で、鍾●(=王へんに文)さんが通訳とガイド、恵珍さんが事務を担う。ちょっと変わった社名は長男の株源(ジュウォン)ちゃん(4)、次男の株榮(ジュヨン)ちゃん(1)の名前と、父親の「パパ」を合わせ命名した。大阪市生野区の自宅が会社事務所を兼ねる。
ソウル出身。高校時代、第2外国語で日本語を選択した。「日本語の女性の先生が好きで、一生懸命勉強し、日本に行こうと思った」と笑う。高校卒業後の平成12年に来日し、親戚が暮らす大阪で日本語学校に入学。大阪市内の大学を18年に卒業した。
韓国人が経営する大阪の貿易会社に就職し、営業や旅行ガイドを手がけるようになったが、22年に忙しい毎日に疲れ一時帰国。25年に再び来日し、貿易会社に再就職した。それ以降、本格的に韓国人旅行者のガイドを務めるようになった。
再来日して感じたのは、韓国人観光客の多さ。「関西国際空港は韓国語が飛び交い、韓国かと思うくらい。大阪・ミナミではどこの店に行っても若い韓国人が多く、びっくりした。韓国人旅行者のガイドはビジネスになると思った」と振り返る。
日本政府観光局の統計によると、韓国人の訪日客数(延べ人数)は、25年の約246万人から27年には約400万人、昨年は韓国の人口の1割にあたる約509万人に達した。
訪日韓国人の急増はガイド業務には追い風になる。鍾●(=王へんに文)さんは独立を決意し今年6月に会社を興した。ガイドの仕事は1カ月20~25日程度入り、業績は好調。関空で韓国人旅行者と待ち合わせし、8人乗りの自家用車を運転して各地を案内、ホテルにも一緒に行く。
韓国人旅行者はブログなどで事前に情報を集めていることが多いが、鍾●(=王へんに文)さんはブログやガイドブックに載っていない「とっておき」の飲食店を紹介する。
「お客さまは家族のように考えています。もう一度、来てもらえるよういい印象を持ってもらいたいのです」と強調する。
行き先は主に関西各地で、大阪・ミナミや大阪城、大阪・天保山、京都の清水寺や金閣寺、神戸のハーバーランド、琵琶湖、奈良公園…。韓国人にとって関西は魅力があるという。
「大阪、神戸、京都、奈良、滋賀。近くに性格が違う都市がある。歴史が深く、それぞれの都市にストーリーがある」と話す。関西にとどまらず、北陸や名古屋まで足を延ばすこともある。
日韓関係は難しい面もあるが、韓国人旅行者の日本の印象は「まちがきれい」「人々が親切」など好意的な声が多いという。「目標は将来、大阪で主に韓国人を対象にしたホテルを経営すること。おいしい日本料理も提供し、日本旅行がすばらしい体験だったと思ってもらいたいんです」(張英壽)
URLリンク(www.sankei.com)
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ガイドでしばしば訪れる大阪・ミナミの戎橋に立つイ・ジョンミンさん=大阪市中央区