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◇若者グループ、大阪で開設へ
関西を拠点に活動する在日コリアンらの若者グループが近く、在日コリアンの歴史や朝鮮半島をテーマにした本を集めたブックカフェを大阪市内でオープンさせる。
ヘイトスピーチ(憎悪表現)は今もなくならず、インターネット上でも偏見や誤解が根強い。メンバーは「まずは私たちを知ることから始めてほしい」と開設準備を急いでいる。【金志尚】
ブックカフェの店名は「ちぇっちゃり」。韓国・朝鮮語で「チェッ」は本を、「チャリ」は場所を意味する。10~30代の若者でつくる「在日コリアン青年連合(KEY)」が、今春から計画を進めてきた。
8月26日、JR鶴橋駅近くの大阪市天王寺区味原町のビル2階で開設予定。誰でも利用でき、ドリンク代は300円。
KEYが以前から所有したり寄贈されたりした証言集やルポ、エッセー、小説など多彩な約1000冊をそろえた。
メンバーは在日1、2世から生い立ちを聞き取り、その記憶を継承する活動にも力を入れており、これらをまとめた「在日コリアンの歴史を歩く」(彩流社)も読める。
ただ、在日コリアンを取り巻く社会情勢は依然として厳しい。特定の人種や民族に向けたヘイトスピーチの解消を目指した法律が昨年6月に施行され、鶴橋駅周辺では見られなくなったが、在日コリアンが多く住む川崎市では今もヘイトデモが続く。
ネットでも乱暴で攻撃的な表現が絶えない。メンバーの金和子(キム・ファジャ)さん(36)は「こういう時代だからこそ、学びの場が必要だと感じた」と訴える。
開設の狙いは在日コリアンの歴史や実像、朝鮮半島と日本との関わりについて、読書や交流を通じて理解を深めてもらうことだ。金さんは「日本の若者とも一緒に歴史を学び、その認識を共有していける場になれば」と期待を込める。
関連本の寄贈も募っている。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
URLリンク(amd.c.yimg.jp)
書籍約1000冊を集めたブックカフェの開設準備を進める在日コリアンの若者たち=大阪市天王寺区で2017年7月16日、三村政司撮影