17/06/22 21:31:57.08 CAP_USER.net
【ワシントン=黒瀬悦成】イランの在外反体制派組織「イラン国民抵抗評議会」(NCRI)は、イラン政府が2015年の核合意締結以降も北朝鮮の支援で弾道ミサイル開発を加速化させている、とする報告書を発表した。
イランのハメネイ体制や革命防衛隊の内部からNCRIにもたらされた情報によると、イランのミサイル発射基地と、ミサイルを製造、貯蔵、維持するための地下施設やトンネルは、いずれも北朝鮮の施設を手本にしており、現地に派遣された複数の北朝鮮の専門家の協力で建設された。
NCRI幹部は20日、ワシントン市内で記者会見し、「山のふもとにトンネルを掘って施設をつくるのは、北朝鮮の方式にならったものだ」と指摘した。
北朝鮮の専門家らは頻繁にイランを訪問。テヘランの南西にあるアルメフディ駐屯地を含む、イラン革命防衛隊の駐屯地のミサイル専門部隊の訓練も請け負っているとされる。
また、革命防衛隊は北朝鮮から専門家を恒常的に受け入れるため、テヘラン市内にあるミサイル開発を主管する企業「ヘンマット・ミサイル・インダストリーズ」の指令センターの隣に居住施設を建設。
専門家らは同施設を拠点に、ミサイルの弾頭や誘導装置など各種のミサイル関連企業に出入りしているという。
一方、革命防衛隊も宇宙航空機部門の代表団も北朝鮮を頻繁に訪問し、弾道ミサイルに関する知識や情報、開発成果などを交換しているとした。
オバマ米前政権とイランのロウハニ政権が13年に核交渉を始めて以降、一連の動きは途絶えたことがないという。
報告書はまた、イランには現在、42のミサイル関連施設があり、うち12が新たに発見されたとしている。
NCRIは02年、イラン西部アラクの重水炉と中部ナタンツのウラン濃縮施設の存在を初めて世界に公表し、イラン核問題の火付け役となった。
URLリンク(www.sankei.com)
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