洋書や英語の映画などに取り組んで真面目に語るスレat ENGLISH
洋書や英語の映画などに取り組んで真面目に語るスレ - 暇つぶし2ch170:The OED Loves Me Not
22/09/19 11:28:33.28 Y8hRFC4A0.net
John Steinbeck は、"The East of Eden" (エデンの東) で有名だが、それを James Dean が
主演し、人口に膾炙した。(「人心に膾炙(かいしゃ)」だと思ってたが、実は
「人口に膾炙」が正しいそうだと、たった今、知った。)
映画版を33歳くらいになって、もちろん字幕も吹替もなしに英語音声だけで聴き取って
何とか理解したような気になり、そのあとに英語の原作で読んだ。これについては、
さほど英語は難しくなかったので、辞書を引かなくても当時の僕の英語力で、十分に
読み通し、それなりに楽しめた。
その次に、同じく Steinbeck の "The Grapes of Wrath" (怒りの葡萄) を読もうとしたが、
最初の 100 ページほどで挫折した。というのも、The East of Eden とは違って、この
作品は Oklahoma あたりに住む白人の農民たちの方言丸出しの言葉が容赦なく
続くので、その当時の僕の英語力ではわけがわからなくなってしまっていたのだ。
そのあとも、方言交じりの小説に少しでも慣れようと常に努力はしていたが、
標準語でさえ僕にとっては難しかったので、方言まで理解するのは大変だった。
56歳くらいになってやっと、再び本格的に英語の諸方言が丸出しになっている
小説を何本も読んだ。今度こそ、少しは理解できた。その頃に読んだのは、
Thomas Hardy の長編が6本と、Charles Dickens の長編が3本くらいと、Geroge Eliot 1本と、
Shakesperare の戯曲が3本と、D.E. Lawrence の "Lady Chatterley's Lover" と、
それから他にもいくらか読んだはずだが、ともかく方言が大いに混じっているものを
好んで読み、それぞれの地域の方言を表記したものを読み取ろうとし、さらには
その映画版も観て、その方言がどのように発音されているかを聞き取ろうと努力した。
なお、上に挙げた作家のうち、Shakespeare は方言じゃないだろう、と思うかもしれないが、
400年も前のロンドンの英語と言えば、現代の英米の標準語と比べると、まあ言ってみれば
方言みたいなものだから、ここに加えている。
400年前のロンドンの標準語であった Shakespeare の言葉は、現代では英米のあちこちの
方言の中で今でも残っている。


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