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国産牛を豪州産に混入 直方の業者 九州農政局が是正勧告
11月1日10時9分配信 西日本新聞
九州農政局は31日、福岡県直方市の食肉卸売業「新鋭ミート」(谷尾一也社長)が国産牛肉を豪州産牛肉に混ぜ、豪州産として販売していたと発表した。同日、同社に対して牛肉トレーサビリティー(履歴管理)法に基づく是正勧告を行った。同法に基づく是正勧告は九州で2例目。
同局によると、同社は昨年10月、売れ残った国産牛肉(ホルスタイン種)388キロをスライスして豪州産牛肉に混ぜて販売。国産牛の個体識別番号を表示せず、豪州産と偽っていた。肉は福岡市内の民間病院に販売し、市場には流通していないという。同社の古野博文営業部長は同日、「国産の方が上等なのでいいだろうと判断した」と説明した。
また、同社は昨年9月から今年2月にかけて国産牛肉約20トンを販売した際、個体識別番号を間違ったり漏れがあったことも判明した。福岡市内の学校給食向けで「多量に納品するので、代表で1頭分の番号を付けるなどしていた」と話した。
=2007/11/01付 西日本新聞朝刊=
最終更新:11月1日10時9分