22/01/25 17:07:31.04 San6M04V0.net
―ちなみに、すでに名越スタジオの1作目となるゲームの構想はあるのでしょうか。
名越 もちろんあります。時代にフィットした、あるいは時代を先取りしたものをチョイスしながら、アイデアを組み合わせて作っていきたいと考えています。質問への直接的な答えにはならないのですが、「ゲームファンに喜ばれることが前提でありながら、多様化する時代の中でそのタイトルが存在する価値があり、文化やビジョンの異なる人々からも魅力的に見えるもの」を目指します。あとは繰り返しになりますが、せっかくリソースが潤沢な会社がついてくれたので、中身のクオリティーには徹底してこだわりたいですね。
―あくまでもクオリティーを重視するという姿勢なのですね。
名越 俺はかつて任天堂さんといっしょに仕事をしたことがありますが、“ちゃんとできたと言えるところまで作り込まないうちは出さない”というスタンスがうらやましかったし、憧れでした。だからそれと同じように“理想を捨てず、その理想が叶うまで粘り強くやる”というポリシーを大事にしていきたいなと。ゲームを作ったことのない人が聞くと、「なんて当たり前のことを言っているんだ」と思うかもしれない。ただ、ゲームを作っている人が聞けば、「このご時世にそんなことを言っていて大丈夫か?」と思われる気がします(笑)。
―確かに妥協しないゲーム作りというのは、簡単ではありませんからね。そんなお話をされている中でお聞きするのはどうかと思うのですが……(笑)、1作目をリリースする時期をどのように想定されていますか。
名越 これまでの『龍が如く』シリーズのように、1年くらいで発売までたどり着けるかと言えば、はっきり言ってそれは難しいです(笑)。けれど、のんびりするつもりはないので、できる限り早い段階で発表したいと思っています。ゲームのリリースに至るまでには、最初の発表から発売までの流れがあり、どういう情報をどのように出して行くかも含めてエンタテインメントだと俺は思っています。というわけで、現状で言えることはないのですが、1作目の発表タイミングには皆さんに驚いてもらえるような仕掛けを用意して臨みたいと思っています。ぜひ期待していただければと。
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