12/05/02 19:46:12.73 1DFvlOuR
これ読むと、暗い未来しか待っていない気がする
921 名前:地震雷火事名無し(千葉県)[] 投稿日:2012/05/02(水) 10:19:46.50 ID:u+AV1u+80
情報統制と人権無視という点では、フクイチはチェルノよりも酷い。
チェルノブイリの場合、最初は隠したが、事故収束のために国民を動員する必要があった。
ゴルバチョフは、原発事故がナチスとの戦争に匹敵する深刻な危機であることを国民に知らせ、
国民の総動員的協力を求めた。その結果、現役軍人、退役軍人、炭鉱夫、医者、看護婦、学者、
その他の民間人80万人が動員され、事故を早期に収束できた。
作業員には勲章を与え、祖国防衛の英雄として国家がその偉業をたたえ、医療と年金を保障した。
そして、情報公開(グラスノスチ)へとソビエトは向かう。
ソ連崩壊後も、ロシア、ウクライナ、ベラルーシは、健康被害を700万人と発表し、最低限、
その問題に向き合おうとしている。
対して、日本では「原発事故による犠牲者はゼロ」というシナリオが出来上がっている。
これから先、政府や東電がフクイチ事故による死者や健康被害者を認めることはないだろう。
核兵器をもち、放射能の恐ろしさを熟知しているソ連では考えられないような愚行、「放射能は安全」、
「絆」といった戯言が、大手マスコミを通じて宣伝されている。
作業員についても、ヤグザが浮浪者やホームレスをかき集め、中間業者がピンハネし、
使い捨てである。彼らが英雄として表彰されることなど永遠にない。そのほとんど
が放射線障害で悲惨な人生を歩むことは、政府もマスコミも知っている。
彼らは見殺し にされ、差別され、そして廃人となり、死ぬだろう。
これからの日本は、「原子力ファシズム」が猛威を振るう、世界に類を見ない恐怖と
絶望が支配する社会となる。ソ連のほうが、はるかに人道的で、理性的であったと、痛烈に思う。