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49 名前:松本健一氏の本から抜粋・1 [sage] 投稿日:2010/12/22(水) 23:34:53 ID:84CqVfd0
松本健一 「昭和天皇 畏るべき「無私」」 という本を読んでいたら、興味深い記述がありました。
「皇室危機の本質とは何か」という1994年初出の文章です。抜粋して紹介します。 ←★
松本氏は、天皇制の無為無私の理想と遠いところにいると批判的で、とくに海外訪問とメディアへの
露出と、公務を増加させ、家族主義を前面に押し出す平成の皇室が皇后の意思によるものである
ことを批判しています。また、皇后が一々報道に介入することを嫌悪しています。
・天皇・皇后は個人としての好悪の情をはっきり表明する
→・天皇がまだ学習院の学生だった皇太子時代には「×××さんは民族主義的で、嫌な政治家だ」、
「○○の書くものは嫌いだ」といった発言をしたと報道されていた
・最近も京都御所で「なぜ、私たちまで靴やハイヒールを脱がなくてはいけないのか。脱ぎたくない」と ←★
言ったと伝えられた
・今回の一連の皇室報道(皇后バッシング)についても、皇后が「幾つかの事例についてだけでも、
関係者の説明がなされ、人びとの納得が得られれば幸せに思います」「事実でない報道には、
大きな悲しみと戸惑いを覚えます」といった要望を宮内庁職員や記者クラブにしている。
事実と違う場合は徹底して争う、という明確な意思表示、自己主張をする(p137)。
・天皇・皇后は政治的な発言も進んでする(p138)
→即位後の国会で「憲法を遵守します」⇒国家元首と認識され、中韓から利用された
細川首相の最初の内奏の折に「私より若い人が首相になったのは初めてです」、連立政権が
できて旧野党関係者と言葉が交わせるようになったことも歓迎した
・美智子皇后は秋篠宮の結婚に際して、「秋篠宮家の繁栄を祈ります」旨の発言
→天皇家が祈るべきは宮家の繁栄ではなく、国民の不安、国家の安泰、民族の永続ではないのか(p138)