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1990/ 06/ 29毎日新聞 朝刊
「ぬいぐるみと一緒に皇室へ」―。川嶋紀子さんは数種類のぬいぐるみを、
赤坂御用地内の仮宮邸に運んだ嫁入り道具の片隅にしのばせた。
幼児のころから眠る時はもちろん、ふろなどに持ち込んで文字通り生活を共にしてきたぬいぐるみ。
傷みが激しく、つぎはぎだらけだが、「私の宝物だから」と持参することにしたという。
(中略)
小学校一年生のころ、(当時、米国留学中の父親)辰彦さんから米国製で八十センチほどの
大きさの男女ペアのぬいぐるみ(アンとアンディー)をもらった。
ピースマークのバッジを、この二つの人形につけ、大切にしたという。
これらのぬいぐるみは、とれた耳やシッポをつなぎ合わせたり、ボロボロになった洋服につぎを当てて、
結婚が決まってからも、部屋の棚の上に飾っていた。花嫁道具の荷づくりをしていた際、
和代さんが「捨てましょうね」と話したが、「持っていく」と譲らなかったという。
「ぬいぐるみは、小さいころからの愛情がいっぱい染み込んでいる私の宝物。捨てるのは可哀そうだし、
これからも大切にします」と紀子さん。両親も「結婚してからも身近な“友人”として、
紀子を温かく見守ってもらいたい」と話している。
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