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>>709 続き
情報公開でわかった「公」と「私」 ⑧
■天皇家と東宮家「それぞれの家計簿」 使い道で見えてきたご公務への覚悟、考え方の違い
奥野修司(ノンフィクションライター)と本誌取材班
*手術の数は職員より少ない
・皇室にはかねてからその存在が問題視されているものが3つある。
「御料牧場」、「御用邸」、「宮内庁病院」である。中でもたびたび廃止論がでるのが「宮内庁病院」。
・宮内庁病院が大問題になったのは、98年にMRIを導入した時。
前年の7月、皇后が帯状疱疹による激しい頭痛と発熱のために、初めて外部の病院に入院した。
それを宮内庁は、宮内庁病院に精密検査をするMRIがなかったからそうなったと理由をあげて
導入を要求したのである。
・当時、年間のリース料だけで1億円という高額機器だったのに、その後の稼働率があまりにも
低すぎたからである。 そのことは会計検査院からも私的されたが、(表3)を見てもいかに
稼働率が低いか推測できる。
・2000年は『天皇家の財布』(森暢平著)に出てくる数字で直近の5年間は宮内庁が公表したものだ。
「両陛下にも使っていただきましたが、大変なリース料ですから、千代田区の医師会を通じて
企業の診察所にもい使って頂くよう、お願いしました」(元職員)
・しかし、その程度の外部利用ではそれほど効果もなかったようで、使用回数は年々減る一方。
表を見るとわかるが、手術研修が年間に11件で、ほとんど病院としての体をなしていない。
・外来患者は1日平均20人。職員は医師12名、看護婦16名を含めて39名(非常勤を含む)。
だから、患者が職員の数の半分しかいないという、普通ではありえない病院なのである。
つづく