12/05/12 18:49:42.77
>>428続き
太平洋を横断する船で一般の乗客と卓球やマージャンに興じ、随員に冗談を言い、好物のカレーライスを
3回もお代わりした。街へ出て、帽子やネクタイの買い物も楽しんだ。紀行の随所に、旅先の陛下が生き生きと振る舞う様子が記されている。
鉄道でカナダを横断した際は、途中の駅で通過を待つ人々に応えるため、夜明け前に起きて氷点下の駅に降り立った。
その姿を見た吉川氏は「お若いのにご自身の使命というか、日本にプラスになることならなんでもする、
というお気持ちがうかがわれ、まったく頭が下がる」と書いた。
吉川氏の長男、重昭しげあきさん(78)は「当時の宮内庁は生え抜きの職員が多く、皇族とも一つのチームとして
仕事をする雰囲気があった。父が生きていたら、今回の訪英も『頑張って行ってらっしゃい』と申し上げたのではないか」と話している。(共同=草木章裕)