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対象は内親王限定、黒田清子さん復帰検討を 女性宮家ヒアリング
政府は２９日、女性皇族が結婚後も皇室にとどまるための「女性宮家」創設に向けた有識者ヒアリングを官邸で開いた。
山内昌之東大大学院教授（国際関係論）は創設に賛成とした上で、対象を皇太子ご夫妻の長女愛子さま（１０）、
秋篠宮ご夫妻の長女眞子さま（２０）、次女佳子さま（１７）の「内親王」に限定すべきだとの考えを示した。
ヒアリングは２回目。大石真京大大学院教授（憲法）も創設に賛成意見を述べた。
山内氏は女性宮家が補佐すれば天皇、皇后両陛下の公務を軽減できると指摘。
長女で結婚して民間人となった黒田清子さん（４２）の皇族復帰も検討すべきだとした。
現在の皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さま、秋篠宮ご夫妻の長男悠仁さま（５）の順。
山内氏は将来的な悠仁さま即位の可能性に触れ「女性宮家の支援があれば悠仁さまも孤立を避けられる」と指摘した。
大石氏も天皇陛下の心臓冠動脈バイパス手術を踏まえ「陛下に過剰な負担を掛けないためにも
公務の整理、統合を含め再検討する必要がある」と強調。
現在の皇室典範の下では皇族が減少し皇室活動に大きな障害が出るとして、早急に改正すべきだと主張した。
３回目は４月１０日に開催され、創設に慎重なジャーナリストの桜井よしこ氏が意見を述べる。
[ 2012年3月29日 18:10 ]
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