06/08/21 22:35:11
一生懸命景物を前に詠んでおられる姿が浮かんできます。すなおな気持ちが持ち味の二首です。
「なほ(お)」は「やはり」「…たらんや」の「や」は、疑問を表し、この用例の場合、反語(どうして鑑となろうか)という意味になってしまいます。
無理に文語でなくても、口語で作歌をしたほうが、より実感のある歌に仕上がることも少なくありません。
文語で詠む場合、文語に親しみ、慣れることが必要です。これを機会に口語訳つきの古典文学本に親しまれてはどうでしょう。
意外とこれまで気付かなかった古典の面白さにはまると思います。
いろんな歌に親しんでいると、知らない内に多くの語彙が身に着いて、それまでうまく言い表せなかった感情を、より自然な形で歌えるようになります。
あせらずゆっくりと、心に抱いた感興を大事にして作歌を続けてくださいね。