12/10/12 23:16:27.77 TeTSaXdZ
敬語][文法]お話しする
校正をしていると、「お話しする」を「お話する」と書いているケースによく出合う。正解は「お話しする」。私が使っているATOKも「おはなしする」と入力して変換すると「お話しする」は候補に挙がるが「お話する」は出てこない。
文法的な説明がヤフー知恵袋に出ていた。
敬語の場合、
「お話しする」と「お話をする」の二つが考えられる。いずれも謙譲語だが、
●「お話しする」は、「お~する」の間(~)に動詞の連用形が入ったと考える。
よって、「話し」と送る。
●「お話をする」の場合は、謙譲語の名詞「お~」に助詞「を」、動詞「する」が付いたと考える。
よって、「話」として、送らない。
→敬語の場合、あとに「を」が無ければ送らない、と覚えること。
「話をする」とは言うが、「話(はなし)する」とは言わない。「挨拶をする」「挨拶する」と、「を」を入れても入れなくてもどちらも使える言葉とは性格が違う。この点に留意して考えれば、「お話する」と書けないことは明らか。
「し」を削りたくなるのは、「お話しして」というように「し」が重なる活用形があって、これが何となく余計に感じられる心理のせいかもしれない。
類例で「聞く」を考えると分かりやすい。
→→聞く/お聞きする(「聞く」の動詞変化に「お」が付く)
【類例】
「お話しになる=○」
「お話になる=×」
これも「聞く」で考えると分かりやすい。
→→聞く/お聞きになる(「聞く」の動詞変化に「お」が付く)。したがって、「話す」の動詞変化に「お」が付いて「お話しになる」。
【その他】
話し相手(話相手×)
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