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政治資金でゴルフ、浴衣 岐阜民主、自民の政党支部
中日新聞 2011年12月4日 09時57分
岐阜県の民主党国会議員や自民党前国会議員4人が代表を務める政党4支部が、
ゴルフのプレー代や盆踊りの浴衣、結婚式の祝儀などを支部の政治資金から支払い、
その名目を政治活動費や事務所費などとして処理していたことが分かった。
4人は、①自民党の武藤容治前衆院議員、②民主党の阿知波吉信衆院議員(岐阜5区)、
③今井雅人衆院議員(比例東海)、④小見山幸治参院議員(岐阜選挙区)。
県選挙管理委員会が公表した2010年の政治資金収支報告書によると、武藤氏の
自民党県第3選挙区支部は、県内外のゴルフ場に計15回約21万7500円を支出した。
武藤氏によると、選挙区の自治会などが主催したコンペのプレー代。武藤氏は
「あいさつしたり、話を聞いたりする政治活動の一つ」と説明する。
阿知波氏の民主党県第5区総支部は、支部が主催したゴルフコンペの優勝カップ代
2万5704円を支出。プレー代は参加者が負担した。阿知波氏によると「ゴルフの
後に国政報告をした。楽しみながら政治の垣根を下げる手段で、党の機関紙にも活動が
掲載された」という。
今井氏の民主党県第4区総支部は「ゆかた・仕立て代」2万9千円を支出。事務所に
よると、選挙区の郡上市に伝わる「郡上おどり」に招待を受けたといい、「議員として
呼ばれた政治活動で必要経費」と話した。
小見山氏の民主党県参院選挙区第3総支部は「おせち代」1万6千円と、党県議の
親族の結婚式の祝儀5万円を支出。事務所は「おせちは正月のあいさつに来るお客さん
への茶菓代わり。結婚式には支部長として招待されており、祝儀は政治活動の一環だった」。
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