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法科大学院は必要か(朝日新聞 オピニオン 2011/5/31)
予備試験は理念の否定か
奥島孝康さん(元早稲田大総長 法科大学院協会特別顧問)
今月初めて実施された「司法試験予備試験」は、「経済的な事情から法科大学院に進めない
人にも法曹への道を残すため」と言われていますが、その合格者が増えれば旧司法試験を復
活させるのと同じ結果になり、司法制度改革の理念を否定することになります。
昔の予備校中心の法曹養成では自分の頭で考えることのできる法曹が育たないから法科大
学院を作ったのです。予備試験に受かれば司法試験の受験資格を得られるのなら、予備試験
の予備校にいく人が増えて、昔の昔の予備校中心の法曹養成システムに戻ってしまいます。