12/05/12 12:27:31.70
>>578
司法試験の論文答案では,判例を踏まえた自説を合理的に展開することが肝要です。
原告(積極説)と被告(消極説)の主張が水掛け論でも,どちらの立場を採用しても,第三説の自説(中間説)を採用しても,水掛け論ではなく,自説の根拠を合理的に説明して他説を批判することが必要です。
自説が一貫していれば通説判例でなくても十分合格点が来ます(私は手形法で創造交付有因二段階説(鈴木一人説)で合格してます)。
一番不合格となるのは,蛸壺判例バンザイ答案で,小問(1)と小問(2)で論理矛盾をきたすような場合です。
なお,第一問と第二問(答案用紙が別)は別個に採点されますので,一応ですが論理矛盾はパスします。
いずれにしろ自説体系を信じてブレないで論文答案に向かってください。
もう試験までロー教官に質問している時間はないと思いますので,僭越ながらアドバイスです。