12/06/17 14:49:13.61
>>637
応援ありがとう！
司法試験合格に必要なのは、知識力×分析力×表現力の３要素だと思います。
個人的に自分にかけている要素は、分析力が足りないこと、分析に基づく表現ができないことです。
分析とは、同じ事実に対して違う角度から光を当てて主張反論再反論あるいは請求抗弁再考弁を立体的に
構築すること、表現とは、かかる分析に基づいて導かれたストーリーを適切なナンバリングで法的三段論法によって試験委員に伝えることです。
この分析表現はウチのローの授業では身につけ難いと思って授業は切りました。
最適な教材はやはり裁判官の書いた本、特に調査官解説だと考えてます。
調査官解説は、優秀な裁判官が主張反論の根拠と落とし所を分析してその理屈と判断要素も秀逸です。
自分で調査官解説にのってる事案を組み立てて出した結論が最高裁のそれと違っていても、原告か被告の主張と齟齬がないような分析を目指しています。
ベストはもちろん分析した結果が最高裁の落とし所とにたような理屈になることですがｗ
授業で求められているのは、最高裁と原審の事実の違いと最高裁判例法理を「覚えること」なので、肝心の分析表現が身につかないです。
起案の採点も終わってるくらい手抜きだしｗ今は予習そっちのけでこれをやっています。