12/05/15 14:43:21.33
・論文は、わからない、未知の問題が出るものである。絶対に、パニックにならない。問題文を読みながら、「やばい…」というのが最悪。
問題文が頭に入っていかない。「まぁ、そう来るわな。みんな、わからんだろうな。とりあえず、事案は正確に把握しよう」という心持ちで、とにかく事案を正確に把握する。
・本当にわからなければ、条文から出発して、わかっていることから、「ちょっと」推論する。独見に突っ走ると、自滅する。自分の思考、答案に酔いしれてはいけない。
「こんなことに着眼したのは、俺だけだろう」は、悪魔のメッセージである。わからない問題は、多数に埋もれるつもりで、皆が書けることを書く。そうるすると、結果、「良好な水準」となる。
・あてはめ、事案の評価は、経験則による。ただ、「あなたの」経験則ではない。「裁判官の」経験則である。裁判官が考えそうなことを書く。
・終わった科目を振り返っても、何の得もない。2時間で完全な答案が書けるはずがない。上位合格者も、必ず自分の答案に後悔している。そういうものである。
・法曹志望者なら当然書くべき、書けることを積み重ねるイメージで書く。点数は、コツコツ積んでいくものである。皆が書けることを書かないこと、それが「失点」であり、不合格へ向かってしまう。得点を積み重ねる。
・日曜まで、別の世界にいるような感覚でいい。他のことは、一切忘れていい。それが、試験に没頭するということである。
・試験会場で、体操したって何の問題もない。筋肉が硬直するので、適度な体操でもしないとしんどい。私は、廊下でジャンプをしたり(←体全体の血行が良くなってわりと良い)、マエケン(広島カープ)体操のようなことをしていた。
・高度専門職たる法曹になる覚悟を持って試験に臨む。法曹は、社会から期待され、尊敬される。その法曹になるに値する意識で、答案を書く、短答問題を解いていく。