12/03/10 07:40:43.44
>>752
自白獲得困難や組織的罪証隠滅への対策として,英米欧で導入された「覆面潜入捜査官制度」「王冠証人制度」「司法取引」「通信傍受の拡大」「会話秘聴傍受制度」が,「捜査手法、取調べの高度化を図るための研究会」で議論されたのだと思います。
ただ,潔癖性が強い日本人のメンタリティで,被疑者のバックアウト(裏切り・密告)やバーゲニング(取引・駆引き)という面を認める刑事手続きを国民がどこまで受け入れるかは,未知数でしょう。
プライバシーの侵害となるスパイ活動的捜査の側面を持つバギング(盗聴)やペネトレーション(偽装潜入)という捜査手法も,小説や漫画の世界から現実の世界へ導入することに違和感がある方も少なくないと想定されます。
学者・実務家による研究会で見解が分かれたのもうなずけます。
今後の議論の発展深化が望まれると思います。