12/02/26 06:26:11.93
>>632
少し前までは,世間的人気といったら,本省や東地特捜だったでしょう。
しかし,Pとして大成するためには,少なくとも刑事部と公判部で名を成すくらいでないと務まりません。
捜査公判の問題点は,「罪体は窃盗・手続きは覚せい剤」でほぼ出尽くします(「窃盗に始まりシャブに終わる」)。
できれば,交通部で交通事故のエキスパートになれば鬼に金棒です。公安事件は滅多に担当しないですが自動車運転過失致死傷はルーティンワークです。
そのツケは後年にまわってきます。大官(検事正クラス)になって,制動距離内飛出しを「自白しているなら起訴しろ」と指示したら失笑を買います。
特に,これからは,可視化を見据えた自白だけに頼らない「裏付け証拠のチェック」が重要なので尚更です(小生の持論(ロッキード事件型捜査)が一般化してきました)。
最近は,サイバーや特殊業過が注目を浴びていますが,これは理系の基礎的素養が不可欠なので,自己研さんしても一朝一夕には身につかないでしょう。
総務部は,基本的に修習生担当と研修教育担当で地味ながら苦労が多いと思います。「修習生もPも我儘な人が多いからだ」と自虐的に語られます。
なお,事務局付は,検務担当Pで東京地検くらいしかPが配属されておらず(他地検は次席か総務部長担当),同期で1人なるかならないかくらいでしょうか。
ご参考まで。m(_ _;)m