11/11/06 11:12:58.26
>>313
長期不況の影響で,私の子の同窓生では,奨学金で大学や専門学校に通っている学生が結構います。
問題は,大学院へも奨学金で進学した人たちです。
教授やっている大学の同期が言ってましたが,不況で院卒後ろくに就職先がなく,奨学金デフォルトが問題となっているようです。
高度経済成長時代の制度設計では,貸与奨学金が院卒で返済できなくなることが想定外だったようで。
これに修習の貸与制度が加わったら,ちょっとした計算上の悪夢となります。
最悪のシナリオは,大学とローを奨学金で卒業し,修習生貸与制でさらに「奨学金返還」が加算されるようなものです。
昔と違い,大学や院の給費奨学金(返還免除枠)は,補助金や篤志家の寄付という原資が先細りなのも要注意です。
私たちの世代(推定35~45期)は,ヘボPさんや謎Pさんのように,大卒後バイト等で働きながら司法浪人が可能でした。
それは,たとえ,大学で貸与奨学金の負債を負っても,司法試験に受かれば以後は修習時代から収入の道が開けたからです。
今は,これにローと司法修習の「教育ローン」が加算されるので,経済的理由で司法試験離れが進むと危惧してます。
加えて,Bになって収入の道と奨学金返済原資を得るため,PJになって公務員の薄給で奨学金原資をねん出するため,法曹の不正行為リスクが高まるんじゃないかと真顔で心配する弁護士先生もいます。