13/06/18 23:33:06.23 wHzpF9Dw
読んでくれてありがとう★糞神戸に発狂する詩文オッサンに好評につきアナザーストーリー執筆★
1科目のエリート試験の末に少年が合格した慶應義塾大学の卒業生はあらゆる業界で巨大学閥を構成し、野心家の少年はこのネームバリューに肖ろうと意気揚々と大学に入学した。
入学して数日、少年の実家の両親から思わぬプレゼントが届いた。キャンパスライフには欠かせないノートパソコンである。少年は飛び上がるほど喜んだ。
大学生活の真っ只中、少年は折にふれて慶應の偉大なる功績をインターネットでさらい、ますます愛校の念が強まるとともに、自分を誇らしく思うようになった。
そんなことが続いたある日、少年は2ちゃんねるの学歴板というものの存在を知る。
そこでは少年の通う大学は1科目入試のクズ収容所というレッテルを貼られており、若く自尊心旺盛な少年はすぐに自分の大学の擁護にまわった。
しかし、擁護すればするほど少年は自分の心の痛みに気づく。
それはいつでも少年の頭の片隅にあった、並の人間がするはずの一定量の努力を放棄し、楽な道を選んで人生をやり過ごそうという怠慢さを、顔も知らない他人に指摘されるというなんとも言えない痛みであった。
その日を境に少年は自室にこもりがちになり、2ちゃんねるで自分の大学がいかに優れているかをアピールすることに日がな一日ふける日々が続き、大学を中退した。
少年は強い信念と愛校心を掲げて、今日も一人の学歴戦士として人格の歪んだエリートたちに立ち向かうのであった。
科目負担ガー ハーバードガー(一科目オッサン)