12/03/30 10:33:05.02 kPffe4BIO
朝起きたらとなりで紗凪が寝ていた。
俺は死ぬほど嬉しかった。何せ夢にまで見た紗凪だ。
童貞の俺にもついに彼女が出来て幸せに暮らしていける。
そしてマイホームを買って子供をつくって毎日幸せな生活をする。
そんなことを一瞬にして考えた。
でも、紗凪は「新吾はどこ?新吾どこにいるの?」
って言うんだよ。俺のことは見向きもせずに。
そのとき分かったんだ。紗凪は新吾と幸せになるべきだって。
だから俺は一緒に新吾を探してあげた。
やっぱり紗凪の笑顔は俺に向ける笑顔より新吾に向ける笑顔のほうが可愛い。
俺は二人が幸せになってほしいと願いながら立ち去った。
そんな夢を見た。
起きてとなりをみた。
乾紗凪の抱き枕があった。
目から涙がこぼれた