12/07/11 22:24:12.90
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米大手ハイテク企業が、欧州やアジアそして米国を席巻する経済的な嵐を逃れる安全な退避場所になるという期待は雲散霧消し
つつある。アナリストによると、投資家はマイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)、IBM(IBM.N: 株価, 企業情報, レポート)、
インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)など米大手ハイテク企業が来週発表する四半期決算が、失望を呼ぶ内容になる事態に
備えるべきだ。
アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)(AMD.N: 株価, 企業情報, レポート)、アプライド・マテリアルズ(AMAT.O: 株価, 企業情報,
レポート)、インフォマティカ(INFA.O: 株価, 企業情報, レポート)などがこの1週間に相次いで業績悪化を警告したため、マイクロソフト、
IBM、インテルの大手ハイテク3社の株価は7月に入って軒並み下げている。
企業のIT(情報技術)投資はこれまで他の分野の支出に比べるとマクロ経済情勢の悪化に強い耐性を示してきた。生産性が高まり、
長期的にコスト削減につながると考えて企業が投資することが背景にある。しかし投資家は欧州危機の深刻さを見誤ったかもしれず、
その上に以前は確実視されていた中国の成長が鈍化し、他の新興国市場の需要もその穴を埋めるには不十分だ。
業績悪化の警告はもっと幅の広い受注の落ち込みの前触れの可能性があり、市場の見通しは今や外部の専門家からみると楽観的
過ぎる状況になっている格好だ。
ハイテク・ストラテジスト・ニューズレターの編集者、フレッド・ヒッキー氏は「企業や市場参加者は、下半期に目にすることになるような
減速を想定してこなかった。企業は業績見通しを修正する機会を逸しており、見直しはこれからだ」と話した。
業界で唯一明るい部分がアップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)で、7月に入って株価も上昇している。同社はこれまで過去8四
半期の決算のうち7四半期で純利益が市場の予想平均を上回った。予想平均とのかい離はいずれも12%以上で、前四半期は予想を
22.5%上回った。予想の的中率を加味したトムソン・ロイター・スターマイン・スマートエスティメーツによると、今回の決算では予想を
1%強上回る見通しだ。一方、マイクロソフトは予想を