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米国McAfeeは2月21日、2011年第4四半期(Q4)版の「McAfee脅威レポート」を発表した。
同四半期に新たに確認されたマルウェアは前四半期よりも少なかったが、同社のマルウェア・データベースに登録されたサンプルは
通算で7,500万種類を超えたという。
同レポートによると、2011年Q4にはPCをターゲットとしたマルウェアが前年同期比で大きく減少した一方で、スマートフォンを
狙ったものが急増した。
Q1からQ3にかけて確認されたモバイル・マルウェアは各四半期とも100種類前後だったが、Q4になって400種類を超えたという。
McAfeeの研究者であるアダム・ウォソトゥスキー(Adam Wosotowsky)氏は、これらは「主にAndroidを狙ったもの」であり、
その大半は公式のAndroidマーケット以外の場所で見つかったと述べている。
「Androidを狙ったマルウェアのほとんどは、ショート・メッセージ(SMS)を(不正に)送信する、金銭目当ての“トロイの木馬”だった。
攻撃者はスマートフォンを乗っ取り、メッセージを送信することで利益を得る。
メッセージの送信コストは端末の持ち主が支払うことになる」(同レポートより)
一方で、偽のセキュリティ警告メッセージを表示させ、ターゲットに偽のウイルス対策ソフトウェアを購入させたり、“トロイの木馬”を
ダウンロードさせたりする攻撃は減少傾向にあるという。
また、昨年Q2にはAppleの「Mac」を狙ったマルウェアが急増したが、一時的なものに終わっている。
同レポートによると、昨年6月には月間でおよそ300種類のMacマルウェアが確認されたが、その後は毎月数種類ずつしか見つかっていないという。
「Q2に急増したのとは対照的に、Macを狙った偽のウイルス対策ソフトウェアはほとんど見られなくなった」(同レポート)
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