12/10/27 09:21:19.48
ロボットによる自動化が進み、安い人件費の他国での生産というグローバル化によって生産性を高めてきた。
需要は無限にあるように思えたのだ。しかし、現在は需要が限られている。
新しい需要をつくりだすようなイノベーションがなかなか登場しなくなってきたのだ。
1人で10人分の作業ができるトラクターを納入して9人が仕事を失ったら、
その9人は新しい土地が無いため次の仕事ができない状態、
半導体や電機メーカは相次ぎ巨額の赤字決算で大量のリストラを断行中である。
これまでは生産性を高めた分だけ新しい仕事があったのに対して、
今はもう新しい仕事が無いのだ。スペインやギリシャの失業率は20%を超え、
若者の失業率は50%を超える。日本が20年もの長い年月不況に陥っているのは需要不足によるデフレだ。
企業は利益を出し続けなければ存在できない。だからリストラやコストダウンによる生産性向上を行う。
新しい需要を生み出さなければ、ますます失業者は増えていくだろう。