12/03/03 14:26:40.10
学校内で塾運営「トーマス」のリソー教育 2012/3/3 14:00
URLリンク(www.nikkei.com)
個別指導塾「トーマス」を首都圏中心に展開するリソー教育は学校内での塾運営に乗り出す。主に私立高校を対象に教室を借り、在校生に指導する。
従来、学校などの要望に合わせ塾講師が「出前授業」をする例はあるが、校内で独自のカリキュラムによる本格的な塾運営は珍しい。
少子化で生徒の獲得競争が激化する中、教室を安く借りるなどして価格も抑え需要を開拓する。
解説する塾は教室内に間仕切りを設け、同社の通常の塾同様、1人の生徒に対し講師1人が教える個別指導形式を採用する。
補習授業が中心で生徒の学力の底上げに主眼を置いた独自の内容とする。学校にはスタッフを常駐させる予定。
学校に支払う賃料は通常の貸しビルより安く済むとみており、授業料を通常の「トーマス」(年間90万円程度)より安く設定する。
初年度は5校の開校を目指し現在調整中という。
少子化を背景に学習塾は生徒の奪い合いとなっており、同社は新事業で通常より安価な授業料や通塾のしやすさなどを訴え、生徒獲得につなげる。
学校側にとっても、生徒の確保が難しくなる中で、塾利用で在校生の大学合格実績を伸ばし、入学者の拡大につなげる効果が見込めるという。
他社では私立高校や公立小学校などで塾講師を派遣して指導する例はある。
ただ学校や自治体からの要請に応じた事業で、塾側の裁量の余地は狭い。
リソー教育は独自に作成する指導内容などでこれまで培ったノウハウを生かす。