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サッカー少年は野球をすべき
2007/8/4(土) 午後 8:46 総合サッカー
「かぶる」というのはヘディングなどにいって、上を越されること。
昔からかぶるプレーというのはあったのですが、実は最近かぶる選手が非常に増えてきています。
私のチームも例外ではなく「明らかに届かないだろ」というぐらい高いボールでもジャンプしてヘディングに行こうとしますし、
ロングボールに対して前にも出ず後ろにも下がらずバウンドを見誤って頭を越される選手が増えてきました。
確かなことは言えませんが、これは野球をしなくなったことが関係あると考えています。
昔はサッカーはいちスポーツであり、サッカーが飽きたら野球、野球が飽きたらドッジボールなど、一度友達と遊ぶだけで様々なスポーツを体験していました。
今はこれが全てサッカーになってしまっています。
さてなぜ野球をしないとかぶらないかというと、野球にはフライがあるからです。
上空高く上がった小さなボールの落下点を予測するという行為、これはサッカーでいうロングボールの対応に感覚が似ています。
だったらロングボールの練習をすればいいじゃないかという話ですが、これは簡単にはいきません。
なぜなら日本には一人一人にロングボールを蹴って対応させるだけのスペースが無いからです。
環境が整っていれば話は別ですが、うちのように高学年であっても30メートル×20メートルほどしか練習スペースが確保できていないと、
試合で飛んでくるレベルのボールは練習では蹴れないのです。
また子供達が公園でサッカーをするときは大概がミニゲームだと思います。
ロングボールに出会うのは試合だけ。
普段接した事の無いボールには対応できないでしょう。
そこで野球です。
具体的に言うとキャッチボールで落下点を予測するという「遊び」が必要なのです。
私のチームでも練習以外のときはなるべくサッカー以外のスポーツをするように勧めたり、チーム全体にキーパー練習をさせたりといったことをさせています。
サッカーしか出来ないというのはサッカー選手としてマイナスになる場合もあるのです。
保護者、指導者はそういった促しも必要だと考えています。