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2012年3月26日 日本テレビ 定例記者会見
記者：今シーズンの野球中継をどのように展開するのか、お聞かせ下さい。
大久保社長：今シーズンのプロ野球中継、巨人戦の放送数は既に発表している
通り、 ナイター6試合、 デーゲーム16試合と、 地上波では22試合を放送します。
昨シーズンはその前のシーズンに比べて子どもたちの視聴率が高くなりました。
野球人気の回復の兆しを感じ取る事ができましたので、今シーズンはさらに上
向く事を期待しています。
私どもは巨人戦を中心に放送していますが、巨人は杉内俊哉投手、村田修一
選手を始め、補強が成功したと思います。こうした新戦力の活躍等により必ず
や優勝すると思いますし、巨人戦を中心に放送している私どもの立場としては、
巨人の躍進が野球全体の人気回復につながればいいと思っています。
記者：朝日新聞が報じた巨人の契約金問題について、大久保社長のお考えをお
聞かせ下さい。
大久保社長：日本テレビの社長としてコメントする立場にはありませんが、一
方で私は読売巨人軍、および読売新聞社で取締役を務めております。その立場
から一言だけ申し上げたいと思います。朝日新聞が報道した巨人の選手につい
ては、 1997年から2004年当時の契約金が最高標準額を上回っている事を問題で
あるとして、 そこに報道する意味を見つけているのだろうと思います。 しかし、
既に各紙の報道にもあり、明らかになっている事でもありますが、97年から04
年当時の最高標準額は上限ではなく、緩やかな目安であると球界では認識され
ていたと私も聞いています。
巨人軍が桃井恒和社長の名前で、 「新聞の読者やファンや球界関係者に重大な
誤解を与えると同時に、各選手のプライバシーと名誉、球団の名誉に深刻な影
響を及ぼす」と抗議をしていますが、この抗議について私は十分理解できます
し、同様に考えるところです。間もなく今年のプロ野球シーズンが開幕する時
期にこうした騒ぎが起こる事は、プロ野球を放送しファンの皆さまに楽しんで
頂く立場のテレビ局としては残念な事態だと思っています。事実に基づいて誤
解を与える事のないような報道をして頂きたいというのが私の希望です。
記者：今回の報道は、巨人戦の中継に影響を及ぼすのでしょうか。
大久保社長：野球中継をする立場から言いますと、影響が出る事は考えていま
せん。そうした点での心配は全くしていません。私どもは巨人がいいゲームを
し、プロ野球全体が盛り上がる、そうした状況になれば中継をする立場として
ありがたいと思っています。
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