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頭が痛い日本球界…選手大量流出&五輪で問われる底力
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昨季、東日本大震災からの復興支援へ「見せましょう、野球の底力を」と呼びかけた
日本プロ野球界。今季も改めて「野球の底力」を問われる。
5日が仕事始めになった日本野球機構(NPB)に、頭痛のタネは尽きない。日本
球界のエース、日本ハム・ダルビッシュ有投手を筆頭に、楽天・岩隈久志投手(30)、
ソフトバンク・和田毅投手(30)、川崎宗則内野手(30)、西武・中島裕之内野手
(29)、ヤクルト・青木宣親外野手(30)といった、日本代表選手が米大リーグに
大量流出する可能性が高い。
それだけではない。3月30日の開幕直前の28、29日には、東京ドームでアスレ
チックス-マリナーズの開幕2連戦が行われる。当初は「松井秀喜VSイチロー」という
金看板から、プロ球界への計り知れないダメージが予想された。松井のアスレチックス
残留が厳しい状況となり最悪の事態は回避されそうだが、イチローがいる。
昨季200安打の連続記録が途切れるなど極端な不振に終わり、年齢的な限界説も
ささかれた。今季は巻き返せるのか、それとも下降線をたどり契約切れでオフは去就
問題に発展するのか。イチローの今季を占う注目度の高い開幕戦だけに、ファンの関心は高い。
さらに“稼ぎ時”の夏場にはロンドン五輪が控えている。昨年のサッカー女子W杯で
初優勝、国民栄誉賞を受賞して国民的なスーパースターとなった「なでしこジャパン」が
再び旋風を起こす可能性がある。日本選手の金メダル獲得が続けば、五輪一色になり
プロ野球界は影が薄くなる。その他、サッカーW杯アジア最終予選もある。
4月からプロ野球でも日本代表が常設されるが、注目度の高い真剣勝負の国際試合は
来年のワールド・ベースボール・クラシックまでない。強敵が次から次へと現れる今季、
改めて「野球の底力」を問われる。
昨年は日本ハム・斎藤佑樹投手(23)が救世主と期待されたが、尻すぼみに終わった。
新たなスーパースター誕生がこれまで以上に待望される。
(夕刊フジ編集委員・江尻良文)