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青森山田高：部員死亡で謝罪 「寮管理に不備」
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私立青森山田高（青森市）野球部の１年生部員（１６）が校内の寮で意識不明となり、
１９日未明に死亡した問題で、同高は２１日、初めて記者会見、寮の管理体制に
落ち度があったとして謝罪した。直前に上級生に殴られたことと死亡との因果関係は
「警察の捜査中」として明言を避けた。
会見は花田惇校長代理ら３人が出席した。説明によると、部員は１８日夜、禁止されて
いた焼き肉を４人でしていて２年生に２回注意され、やめなかったため廊下に連れ出され、
背中を素手で１回殴られた。うめき声を出してうずくまり、意識不明になった。２年生らが
隣接する合宿所の寮監に連絡し、寮監が１１９番すると同時に柔道整復師を呼んで
心臓マッサージをしたが、既に息が絶えた状態だったという。
花田校長代理は適切な事故対応だったと強調したうえで「仕事で監督が不在だった
ことは管理体制の不備」と述べた。部活動は、警察の捜査結果を待って県高野連に
報告書を提出し、指導に従うとし、当面自粛を続ける。
青森県警は司法解剖で死因を特定できなかったとして、組織検査をして詳しく調べる
方針だ。【高橋真志、鈴木久美】