13/09/11 11:48:57.61 BuoS+xXf
最近日本史の勉強も兼ね、大河ドラマを集中して見ている。
普段テレビは全く見ないので現代のテレビの嗜好性は分からぬが
脚本、演出が激しく酷いとおもったのは「篤姫」
韓流ドラマや曾ての大映ドラマを好みそうな層の獲得、
所謂「安い浪花節に泣く」人間の嗜好性に合わせて作られてる。
大局置き去りの「個々の愛」「家族愛」ほど他者に対して
残忍なものはないのに、その部分を「是」としひたすら出演者の涙で
茶を濁す。故に頻出する「日本の為」という言葉が陳腐に感じられる。
古いものを見ると「非道と思える事をしてでも功名を上げたい」という自尊心
「自分の軍才を只々試してみたい」という庶民にとっては毒でしかない人の
本能を否定していなかった。だからこそ「日本のため」という言葉も重みが有る。
しかし篤姫では、それが理解できない層を獲得する為飛び越えた。
あれはたとえ史実に基づかぬドラマと言えども超えてはならぬ線だった。