13/03/19 23:41:23.77 upUJRJ/I
21話シーン20、個人的な見方です。
夜、人気のない城内。神保修理に鎧をつけた武士が近づく。
修理は容保付きなので、陣羽織を着ていますが鳥羽伏見の戦場には
出ていません。一方の武士は戦場帰り。しかし、戦中に(1月6日の夜)
修理に近づけるのは家老クラスです。会津藩の人物、幕府側(洋装が多い)
ではなく、君主を探してる桑名の家老では。
彼は定敬が居ないことを修理に告げます。修理は「まさか」という表情で
容保の居室に行きます。障子の外から声をかけますが、音も人影もありません。
(2人の蝋燭以外は真っ暗)。2人は慌てて廊下を走り、将軍の間へ。
中は暗く、蝋燭を持ち、一礼して中に入りますが、蛻の殻。
これが徳川代々家康の鎧を飾っている大坂城の間です。
修理は最初何が起こったか飲み込めませんが、2人顔を見合わせ
慶喜に容保・定敬が連れ去られたと悟ります。そして走って外に出て行く。もう一人の
武士は横の棚に置かれた宝品箱を抱え、蝋燭の火を消して出て行く。
この時点で気がついてるのは2人だけ。他の武将は出てきません。
21-21-2Aで丁寧に畳まれた赤の陣羽織が出てきますが、徳川葵か
会津葵かよくわからず。容保は自分の陣羽織は会津まで持っていくので
これは何のエピソードなのか。
そして、修理は誰にも告げず、主君を追って陸路、雨、風、吹雪の中
馬を走らせ江戸に向かいます。(1月11日、同じ頃に江戸の会津藩邸に着く)
幕府側は事前に知らされていた者がいるので、これは純粋に会津側
から描いた慶喜脱出劇になります。