12/09/05 14:49:30.03 EJjHPr+A
清盛が強権的になるのは最後のほんの2、3年だけ
平治の乱逆転勝利以降、武力を背景に知略も発揮してのしあがってきたが、陰謀をはり巡らせて今を築いてきたわけでは決してない
その意味で押しが強くふてぶてしさも様になってきたが、おおらかでお茶目で茫洋としたスケール感も失わない今の清盛はおそらく実像に近い
子を殺され廃人状態の頼朝は、政子との出逢いによって徐々に立ち直り、自己の今と存在意義を問い直し、平家打倒への意欲を高めていくのだろう
頼朝の流人生活の実態は空白に近く想像力が試される。この空白を埋めるドラマ上のプロットとしては首尾一貫したものといえる