12/06/23 09:53:12.25 aJGa9xpB
「リアリティ」といっても、ヒト、モノを何から何まで当時のまま再現する意味で
使っているわけではない。そんなことは初めから不可能だ。
平安末期の時代の雰囲気を現代人の我々がそれらしく実感できるよう拘りをもって
制作する姿勢を示すワードだろう。
しかもその手法を見ると、完璧な「実証」よりも、むしろ上で述べられているように
「象徴」表現を多用していることのほうが目につく。
そういう意味と手法においてキンキラキンの時代劇よりはよほど「リアリティ」がある。
しかし下手に「リアリティ」などという言葉を使った結果、細かい細部にまで
いちいち突っ込まれる恰好の隙と攻撃材料を作ってしまった。
清盛をこの宣伝文句によって大々的に売り出したことは大失敗というしかない。