12/05/28 06:06:24.34 Wgs81UCf
>>425
そうかなぁ。
>>396だけど、>>418の内容は面白いと思うよ。
戦国時代だろうと平安時代だろうと
武士は戦のプロとして印象付けて欲しい。
でないと、雅やかな貴族を凌駕して時代の表舞台に立った
っていうことに説得力が乏しくなると思う。
とにかく保元の乱って、それまで貴族の犬だった武士が、
一気に時代をリードする立場に躍り出たっていうイベントだと思う。
信西と頼長の対比にしても、
武士の力を認め、それを都合良く利用してやろうとした信西と、
武士の力を完全に見くびっていた頼長っていう対比であって欲しかった。
孫子の解釈の違いで対比させると、
二人の学問的素養の違いが勝敗を決したと誤解されかねない。
貴族の緻密な権謀術数ではなく、荒削りではあるが、
武士が刀で新しい時代を切り開いたってことを印象付けて欲しい。
それが保元の乱をドラマで見るカタルシスじゃないかな。
それにもかかわらず、今回の演出では、
武士が親兄弟で戦うことを嘆くことに焦点が当たり過ぎていた。
それをふっきって戦うのが武士だよね。
たとえ心の中で嘆いていても、戦の場では出さない。義朝みたいに。
それが武士という人種なんだ、貴族とは違うんだ、
そういう人種が貴族に代わって時代をリードするんだっていう、
ヒリヒリした緊迫感を伝えて欲しかったな。