12/03/18 20:13:12.58 tzLl5/Oq
第11回BS組です
本寸法なら明子さんなんだろうが。突然の訃報に接して手向けのMVPでは哀しすぎる。そこはあえて回避だ。ぐすん。
このドラマはちょっと油断すると大河ドラマであることを忘れてしまう。
なんていうか、もののけ系の登場人物が氾濫し、ドラマ全体の手触りが大河にしてはハッチャケすぎているんだろうな。
しかしながら、このふたりが出てくると、俄然芝居が締まる。劇中の大河ドラマ濃度が急激に高まるとでも言うべきか。
中村梅雀と上川隆也である。役柄で言うと平家貞と平盛国。
過去の豊富な大河ドラマの出演歴が作用しているだけではないだろう。何といっても役者としての存在感、技量がズバ抜けている。
画面のはじっこに背景みたいに胡座姿が映っているだけでもシーンに骨太な安定感を与えてくれる。
もののけ、ではなく、もののふ。
家貞と盛国のふたりは頼りがいのある家人として平家を支えているが、同時にこのドラマの大河らしさの骨格も下支えしており、
個人的に、ふたりの出番があると、もののふ好きの当方としては、素直にうれしかったりする。
というわけで、今回も、ふたりとも実にいい仕事をしていたです。見せ場の多さで、今回は<<平盛国>>に1票。
一家に一人、あんなさわやかな家人が欲しいものです