12/03/17 20:27:39.86 kd2bdcJ9
>>789
私の松山ケンイチ評
松山ケンイチの芝居は映画の芝居。2時間ワールドの芝居。
映画とテレビと舞台とCMの芝居は大きく異なる。求められるものが違うから。
NHK大河「風林火山」ではカピパラ(市川亀治郎)がテレビドラマであるにもかかわらず、
歌舞伎の芝居をそのままやって大顰蹙を買ったこともあった。
映画は2時間ワールドの中で全力を出しきらないといけない。だから
ものすごく大きな芝居の山場を2時間枠の中に落としこむ。
ところが大河ドラマは1年間続くドラマ。なんと50本もある。1時間(大河は45分)の
中に極端な山場的芝居を入れ込まれると見ているほうは飽きてくる。辟易とさせられる。
松山ケンイチは自分の引き出しをいろいろ開けて自慢して見せているが、
見ているほうはウザいと感じる。役者としての自己顕示欲が完全にウザい。
こういう種類の芝居はとにかく飽きが早い。
なお特に具体的念頭においているのは第2回の白河法皇との対峙シーン全般の芝居。
主役の演技は演技を気にせず、ドラマの世界観をスーッと楽しみたいが、
松ケンの芝居は役者の自己顕示欲が前面に出すぎていて不快。亀治郎と同じ種類の
不快さが松ケンの演技にはある。
50回ドラマには50回ドラマなりの演技プランがある。松山ケンイチはそれが出来ていない。
だからもう飽きた。結局芝居が一本調子すぎる。