12/03/17 16:34:32.44 kd2bdcJ9
>>735
>身分の低い得子に「様」をつけても、別に不自然ではないと思う。
「平清盛」制作陣は偉そうに「リアリティ」という言葉を連呼してきた。バカのクセに。
ドラマとは人間関係。リアリティを口にするのなら人間関係のリアリティを追求するのが本筋。
服装が汚いとリアリティとか、顔に泥がついているとリアリティとか、コーンスターチが撒かれるのが
リアリティいうのはバカのリアリティ。本質的に些末なこと。枝葉末節。
平安時代の人間関係の中心に身分や階級があったのは厳然たる事実。
ところがNHK「平清盛」における身分や階級の描かれ方はデタラメ。
清盛は11歳にして兵衛府の次官。大佐級。それに対し、佐藤義清は17歳でやっと
少尉級(左兵衛尉)。義清は北面の武士のエリートでもなんでもなく、
北面の武士のエリートは清盛だった。父親の忠盛は北面の武士同好会の
OB会長のようなものだった。
璋子は19年間も国母であり続けた大国母。制作者は璋子の敬語はキャラクターだと
言い逃れするつもりだろうが、こういうことをやるから組織とか人間関係が複雑・わかりにくい
と言われる。
摂関家においても忠実に対し「摂関家の長者」とテロップを打ち、忠実を
摂関家のNo.1と説明している。これもデタラメ。藤氏長者は忠通。忠通は
頼長の父親だったのに頼長は忠通を「兄上」と呼んでいる。
関白の弟が内大臣などありえない。関白の嫡子だから内大臣になったのに、
そういう関係性をわからなくしている。
大河ドラマではドラマ主人公が実際の100倍くらいプラスに脚色されてきた。
篤姫しかり、兼続しかり、江しかり。勘助しかり。龍馬だって10倍は脚色されていた。
ところが清盛は真逆で悪い方に10倍脚色されている。服装の汚さもそう。
顔の泥もそう。11歳で兵衛府の次官(左兵衛佐)になったのに隠蔽抹殺された。
18歳で中務省の次官(中務大輔)になったことも隠蔽抹殺された。
19歳で肥後の国の国司になったことも隠蔽抹殺された。
義清出家時の本当の清盛は中務大輔で肥後の国司。日本国のスーパーエリートだった。
ところがドラマの中の清盛は10年1日がごとく、院の御所の庭先に弓をもって
突っ立ち、ボケーッとしているだけ。ぜんぜん「面白う」生きてない。
こんなドラマが面白いはずもない。視聴率がいいはずもない。
もう全てがなるべくして史上最悪の大河ドラマになった。